ブルグル / Bulgur

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ブルグルは小麦から作られる伝統的なアナトリア地方の食品で、穀物に分類され食物ピラミッドの底辺に属します。ブルグルは重要かつ経済的な炭水化物摂取源です。

・ブルグルは、血中の脂肪を低下させることが知られている食物繊維を非常に多く含む食品です。

・炭水化物が多く、タンパク質は少ないです。

・ブルグルに含まれるビタミンB1は、神経と消化器系に重要な働きをします。
・葉酸を含むため、子どもや妊娠中の女性にとって非常に重要な食材です。
・不飽和脂肪を含み、全体の脂肪分が少ないため健康的な栄養食材です。
・コレステロールを含みません。
・穀物の最大のディスアドバンテージであるフィチン酸は、ブルグルにおいては蒸らしと乾燥の加工を経ることによりに含まれません。
・高濃度のミネラルとセルロースにより、栄養素の吸収を早め、便秘を防ぎ腸ガンを予防します。
・マメ科植物と混ぜると、世界で最も重要な栄養源となります。
・放射線を吸収せず、放射線に対して耐性があります。そのため、核戦争に備えて軍・市民用に備蓄としている国もあるほどです。
・蒸らし加工を通して、粒の胚芽部に含まれる栄養素が粒の中に浸透するため、栄養価は他の小麦製品(パンやパスタなど)よりも高いです。
・蒸らし・乾燥加工により、カビの発生を抑え、賞味期限は他の製品よりも長く持ちます。

ブルグルの特長:


非常に高い割合で繊維を含むため、ブルグルは腸の働きにとって重要な食品です。繊維には満腹感をもたらす特性もあるため、体重管理においても活用できる食材です。なお、WHOによると、一日当たり25-30g程度の繊維を取る必要があるとのことです。

ブルグル構成要素におけるビタミンB1:


神経及び消化器系の強化において大きな役割を果たします。また、このビタミンは、脚気の予防のために日常的に摂取する必要があります。ブルグルは、これらの他にも、成分に含まれる葉酸により妊婦の胎内の胎児の知能レベル向上にも必要です。

ブルグルはグリセミック指数が低いため、満腹感を持続させ、血中への吸収が緩やかでダイエットにも使える製品です。また、糖尿病患者へもおすすめ。サラダはじめ温・冷ともに料理に使える食材であるため、幅広い活用ができる食品です。
ブルグルは、米やクスクスよりも栄養価が高いです。